皆さんは「手続きしないともらえない補助金・助成金・給付金がある」って知ってますか?
この記事でご紹介する、『子育て世代はお得!?引越し・住まいに関するもらえるお金5選』を読むと、今までに損してたかもしれないお金・今後もらえるかもしれないお金について、知ることが出来ます。
世の中、知らないと損することが多いですからね…
皆さんが全て、これらの補助金等の受給該当者かはわかりませんが、この記事をきっかけに、「こんな補助金・助成金・給付金などの制度があるんだ…」と知ってもらえれば幸いです。
第3弾の今回は、引越し・住まいに関する制度についてご紹介しますぞ。
補助金・助成金・給付金
補助金・助成金・給付金は、「国・地方公共団体・民間団体など」から支出されますが、それぞれの自治体・機関により、用意されているメニューの名称・内容が異なります。
補助金・助成金・給付金の違いは?
この3つは、以下の様に少し違いがあります。
- 補助金
明確な目的のために予算が決まっていて、支給には所得要件などの様々な審査や、予算額に達するまでの先着順などの制限があります - 助成金
一定の要件を満たしている人(家族)が申請すれば、基本的に支給されます - 給付金
病気や被災時など、国や自治体で定められた状態にあれば支給されます
要件や審査の有無などに違いがありますが、基本的に返済不要のお金で、いずれも受給には申請が必要です!
お住まいの市区町村等で確認を!
この記事では、子育て世代が利用出来そうな補助金などを中心に、2022年10月時点の情報でご紹介しています。
皆さんがお住まいの市区町村では用意していないメニューや、募集期間・先着順などにより「時、既に遅し…」という場合もあるので、予めご承知おきください。
お住まいの市区町村の公式サイトやGoogle等の検索サイトで「緑化 補助金 ○○市」と入力するなどしてご確認ください。
引越しの支援
まずは、引越しの支援制度をご紹介します。
結婚・出産・子育てなどのライフステージの変化で、引越しを考える人は結構多いですよね。
妻が職場復帰するので夫婦の勤務先の中間地に住みたい。
コロナの影響で収入事情が変わった。
子どもが大きくなり、もっと広い家が必要になった。
様々な事情で住まいを変えたい人は多く、そこには必ず引越し費用の問題がつきまといます。
こんな時、「結婚新生活支援事業」や「子育て世帯の住替えを支援する助成制度」が利用できる場合がありますぞ。
①結婚新生活支援事業
これから結婚を予定されている・結婚されて間もない方であれば、「結婚新生活支援事業」などで引越し費用を一部負担してもらえる可能性があります。
こちらについては、当サイトの「【それっていつから?】結婚・出産・子育てに関する支援制度10選」という記事の「結婚助成金(結婚新生活支援事業)」でご紹介しているので、一度ご確認いただければと思います。
②子育て世帯の住替えを支援する助成制度
調べる限り多くはありませんが、子育て世帯の住替えを助成してくれる自治体が存在します。
- 東京都の場合
- 東京都では、板橋区・北区・新宿区・世田谷区・千代田区・豊島区・目黒区などが、子育て世帯の住替え助成事業を行ってる様です。
2022年だと、東京以外でも神戸市・福岡市・仙台市などが行っていましたね。
引越しをご検討されている場合は、引越し先の市区町村のホームページなどで、補助金・助成金などの有無を確認されると良いでしょう。
申請先
お住まい(引越し先)の市区町村
住宅・リフォームの支援
続いて、住宅・リフォームの支援制度をご紹介します。
以下の表は、2022年に実施されている、新築・中古住宅の取得時に一定の要件を満たすと補助金がもらえる(または優遇される)制度について、主なものをまとめたものです。
補助制度 | 適用区分 |
---|---|
こどもみらい住宅支援事業 | 新築・リフォーム・中古 |
ネット・ゼロ・エネルギーハウス(ZEH)支援事業 | 新築 |
地域型住宅グリーン化事業 | 新築 |
長期優良住宅化リフォーム補助金 | 中古・リフォーム |
既存住宅における断熱リフォーム支援事業 | リフォーム |
次世代省エネ建材の実証支援事業 | リフォーム |
1つ1つのボリュームが大きいので、この記事では子育て世代が使える「こどもみらい住宅支援事業」のみ簡単にご説明します。
こどもみらい住宅支援事業
こどもみらい住宅支援事業とは、2021年11月に始まった、子育て世帯または若者夫婦世帯を中心とした、新築住宅の取得・リフォームのために、国土交通省が推進している補助金事業のことです。
一定の省エネ性能を有する住宅の新築や一定の要件を満たすリフォームを行う場合、事前に申請することで所定の補助金額が交付されます。
これから住宅を新築や、住宅のリフォームを検討している方にはお得な支援事業です。
\\ 補助金の概要 //
対象者 | 以下いずれかの条件に該当する世帯 ①子育て世帯:18歳未満の子がいる ②若者夫婦世帯:夫か妻が39歳以下 |
補助金額 | ①新築住宅:60〜100万円 ※注文住宅の新築・新築分譲住宅の購入 ②リフォーム:5〜60万円 |
期限 | 2023年3月31日までに契約・交付申請 |
条件 | 住宅の省エネ性能などに応じて支給 |
①新築住宅(注文・分譲)
子育て世帯または若者夫婦世帯が、こどもみらい住宅事業者と契約し、高い省エネ性能を有する新築住宅を建築または購入する場合に対象となります。
②リフォーム工事
所有者等が、こどもみらい住宅事業者と契約し、以下の①~⑧に該当するリフォーム工事等をする場合が補助の対象となります。
なお、リフォーム工事は、①~③のいずれかが必須・④〜⑧は任意です。
\\ 補助の対象になるもの //
- 開口部の断熱改修【必須】
- 外壁、屋根・天井又は床の断熱改修【必須】
- エコ住宅設備の設置【必須】
- 子育て対応改修
- 耐震改修
- バリアフリー改修
- 空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置
- リフォーム瑕疵保険等への加入
子育て対応改修は、ビルトイン食器洗い機・ビルトインコンロ・宅配ボックス・浴室乾燥機などが対象になります!
予算に達すると使えないので、ご検討される場合はお早めに事業者にお問い合わせください。
申請先
こどもみらい住宅事業者
緑化助成金
次は、緑化助成金をご紹介します。
近年問題となっている地球温暖化やヒートアイランド現象などを抑制し、環境問題に貢献する「建築物の壁や屋上への緑化活動」に対して交付される助成金です。
緑化すると建物周辺だけでなく、建物内の気温を下げるメリットもあります!
屋上緑化・壁面緑化の助成金は、東京都をはじめ様々な自治体で用意されており、制度の内容や対象・条件・補助額はそれぞれ異なります。
ご自宅の屋上・壁面または庭・ベランダなどの緑化をお考えの方は、一度、お住まいの市区町村のホームページ等で、緑化助成金が用意されているかどうか確認されると良いでしょう。
自宅の庭・ベランダなどに花や草木があると、お洒落でリラックスできる空間になるね
見栄えも環境も良くなりお金がもらえるなんて最高だね。
ウチもやろうかな?
申請先
お住まいの市区町村
防犯対策助成金
次は、防犯対策の助成金をご紹介します。
ご自宅の玄関等の鍵交換・防犯カメラの設置なども、補助金が使える可能性があります。
現在、全国の自治体で空き巣や不審者に対する防犯対策が様々な方法で行われており、防犯設備(カメラやLEDライト)の取り付けなどに補助金や助成金を出す自治体が増えています。
ご自宅や近所の防犯対策を考えている方は、利用出来る補助金や助成金があるかもしれませんので、お住まいの市区町村のホームページ等を確認してみると良いでしょう。
町内会などの団体しか使えない場合も多いので、この機会に町内会・ご近所付き合いを始めるのも1つの手ですぞ!
申請先
お住まいの市区町村
破汚損特約
最後は、火災保険の破汚損特約についてご紹介します。
自宅で子どもが遊んでいる時によく、家具を壊されそうな瞬間がありませんか?
子どもは何をするかわからないし、電化製品や家具は高価なものが多いので、家の中でも目が離せませんね…
オモチャでテレビを破壊された経験があるなぁ…
こんな時は、住宅購入時に加入する火災保険に『破損・汚損』の補償を付帯しておくと、日常生活の思わぬ事故に対応してもらえることがあるので、子育て世帯にはおすすめです。
- 『汚損・汚損』の補償とは
- 火災保険における『破損・汚損』は、自然災害とは別に「生活上で発生した損害」をカバーする保険です。
暮らしの中での事故を対象としているため「うっかり」「不注意」「子ども」などが原因の損害も補償されます。
「火災」に備えた保険だと思ってたけど、使える範囲が意外と広いんだね!
\\ 補償対象(範囲)について //
補償対象は火災保険と同様に、「建物のみ」「家財のみ」「建物と家財の両方」があり、どの様な契約をしているかで補償範囲が変わってきます。
建物:外壁・浴槽・キッチン・塀 等
家財:家具・電化製品・日用品・衣服 等
そういえば、新築したての自宅の壁にパンチをして穴を開けた人もいたよね(笑)?
えっ…覚えてないなぁ💦
例えば、以下の様なケースだと、補償してもらえる可能性が高いです。
\\ 補償されるケースの一例 //
- 子どもがテレビを壊してしまった
- ボールで窓ガラスや照明器具を壊した
- 壁に落書きした・カーテンを壊した
- 水道を出しっ放しで水漏れさせた
「事故1回につき30万円が限度」などの条件が付いている場合が多く、高額な宝石・貴金属・美術品などは対象外となるケースがほとんどです!
ちなみに、破損・汚損の補償は何度利用しても保険料が上がらないので、保険を使用するデメリットは特にありません。
特約を付帯すると保険の掛け金が少し高くなりますが、子どもが小さい間だけでも付帯しておき、いざという時に役立てると良いでしょう。
申請先
契約先の保険会社
終わりに
この記事では『子育て世代はお得!?引越し・住まいに関するもらえるお金5選』をご紹介しました。
まとめ
ご紹介した題材を、最後にもう一度確認しておきましょう!
- 引越しの支援制度
- 住宅・リフォームの支援制度
(こどもみらい住宅支援事業) - 緑化助成金
- 防犯対策助成金
- 破汚損特約
これまで使う機会がなかった人も、ご自身やご家族のために、頭の片隅に入れておきたいですね!
この記事が、子育て中のパパさん・ママさんのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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