突然ですが、皆さんは「手続きしないともらえない補助金・助成金・給付金がある」って知っていましたか?
この記事では、『役所や職場が教えてくれない補助金・助成金のお話』と題して、子育て世代に関係が深いと思われる内容を集め、クイズ形式でご紹介していきます。
今回はワシが質問者になって、子育て中のパパ達3人が答える形で進めていきます!
ぜひ皆さんも一緒に、ヤシの木おじさんの15個のお題に、「○(マル)」「×(バツ)」と頭で回答しながら、読み進めてください。
この記事を読み終わった頃に、「今度、あの補助金(助成金)を申請しよう!」「世の中の制度をもっと知って活用しよう!」と思うキッカケになれば嬉しいです。
補助金・助成金・給付金
そもそも、補助金・助成金・給付金って何かわかる?
ぶっちゃけよくわからない…
あんまり考えたことないや…
補助金・助成金・給付金は、「国・地方公共団体・民間団体など」から支出されるお金のことで、それぞれの自治体・機関により、用意されているメニューの名称・内容が異なります。
補助金・助成金・給付金の違いは?
よくニュースで見聞きする、臨時福祉給付金とかだよね?
この3つは概ね同じ様なものと思って構いませんが、以下の様に少し違いがあります。
- 補助金
明確な目的のために予算が決まっていて、支給には所得要件などの様々な審査や、予算額に達するまでの先着順などの制限があります - 助成金
一定の要件を満たしている人(家族)が申請すれば、基本的に支給されます - 給付金
病気や被災時など、国や自治体で定められた状態にあれば支給されます
要件や審査の有無などに違いがありますが、基本的に返済不要のお金で、いずれも受給には申請が必要じゃぞ!
正確な情報は、市区町村等に確認!
この記事では、子育て世代が利用出来そうな補助金などを中心に、2022年9月末時点の情報でご紹介しています。
皆さんがお住まいの市区町村では用意していないメニューや、募集期間・先着順などにより「時、既に遅し…」という場合もあるので、予めご承知おきください。
コロナ禍や円安が叫ばれるこのご時世…知っておいて損はなさそうだね!!
それでは、どうぞご覧ください。
ケガ・病気・健康
Q1) 高額な医療費が掛かった
想 定されるケース
ある日、仕事で車を運転中にお尻に痛みを感じたあなたは、病院で検査してもらったところ、『痔(じ)』で手術と入院が必要なことがわかりました。
手術・入院の医療費は、3割負担で総額20万円ほどになると言われました。
これ、俺の実話じゃないかーい( ビシッ)!
手始めに、ピョン吉の実話からの出題です。
《 問 題 》
こんな時、この総額20万円ほどの医療費に対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
自分で全額負担でしょ!!
確か所得に応じて負担額の上限が決まってるんだよね!
実際、俺は払い戻しされた!
《 解 答 》
そう、答えは『 ○ 』です!
会計時には一度全額支払う必要がありますが、高額な医療費を支払ったときは高額療養費制度で払い戻しが受けられますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q2) 人間ドックを受けたい
想 定されるケース
ある日、健康関連のテレビ番組を観ていたあなたは、妻に「私達も人間ドック受けてみない?」と提案されました。
調べてみると、人間ドックの費用相場は1人当たり3〜5万円ほどの様です。
《 問 題 》
ではこんな時、人間ドックの受診料に対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
今度こそ全額負担でしょ!!
2年前に全額自腹でやった(汗)
知人がお金もらってたよ!
《 解 答 》
これ、答えは『 ○ 』です!
お住まいの市区町村、会社が所属している健康保険協会または健康保険組合などによっては、補助金や助成金が受けられる場合がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q3) 禁煙に挑戦したい
想 定されるケース
ある日、家族で健康関連のテレビ番組を観ていたあなたは、妻に「子どものために、そろそろ本気で禁煙出来ない?」と迫られました。
調べてみると、医療機関の『禁煙外来』が効果が高く、その費用相場は3割負担で13,000~20,000円ほどの様です。
《 問 題 》
こんな時、禁煙外来の費用に対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
三度目の正直で「×」 なのだ
喫煙者だけのメリットだし…
いや、喫煙所で禁煙外来のポスターを見たことあるぞ!
《 解 答 》
なんと、答えは『 ○ 』です!
多くはありませんが、企業や健康保険組合・自治体などが禁煙サポートをしてくれるケースが増えていますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q4) ケガで休んだら給料が出ない
想 定されるケース
ある日、子供と遊んでいる最中に転倒し負傷してしまったあなたは、お医者さんに1週間安静し、仕事を休む様に命じられました。
しかし、有給休暇を既に使い切っており、欠勤扱いとされ給料が出ません…。
職場からは、「業務外のケガだし、労災保険も対象外だよ」と言われました。
《 問 題 》
こんな時、休業期間に給料をもらえなかったことに対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
有給を使い切ったのか…
ケガしても気合いで仕事だ!
そろそろ「×」が来そう(笑)
《 解 答 》
残念、答えは『 ○ 』です!
勤務先の社会保険(健康保険)に加入している人なら、『傷病手当金』を受け取れる可能性がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q5) コロナの影響で働けない
想 定されるケース
ある日、”新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止の措置”の影響を受け、あなたは休業を強いられました。
しかし、その休業中に賃金(手当て)を受けられず、雇い主は「こんなご時世だから仕方ないんだ」の一点張り…
《 問 題 》
こんな時、賃金をもらえなかったことに対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
これは助けてあげたい!
自分に非がないもんね!
ニュースでたまに観るね!
《 解 答 》
そう、答えは『 ○ 』です!
コロナの影響で、時短営業など勤務時間が短くなった人、シフトが減少した人も申請できる補助(支援)制度がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
結婚・出産・子育て
Q6) めでたく結婚した
想 定されるケース
ある日、めでたく結婚する運びとなったあなたは、夫婦2人の新たな居住場所について妻と話し合っています。
しかし、「実家の近くに住む?」「夫婦の通勤地の中間地にする?」と話がまとまらず、答えを出せずにいます。
《 問 題 》
こんな時、経済的メリットで決め手となり得る、結婚関連の支援制度が存在する。
「○」それとも「×」?
いや、流石にないでしょ〜
あったら使いたかったけど
これは聞いたことないぞ…
《 解 答 》
なんと、答えは『 ○ 』です!
実施している自治体が全体の3割程度と少ないのですが、結婚の支援制度を設けている市区町村がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q7) 赤ちゃんを授かった
想 定されるケース
ある日、仕事を終え帰宅したあなたに、「私、赤ちゃんができたみたい」と妻が嬉しそうに報告してくれました。
それを聞いたあなたは喜び、「これからお金が掛かるし、頑張って稼ぐぞ!」と意気込むも、貯金も少なく大丈夫かな?と少し不安を覚えました。
調べてみると、妊婦健診の費用が合計7〜10万円、出産時の費用が40〜50万円ほど掛かるようです。
《 問 題 》
少子化対策が叫ばれるこのご時世には、妊婦健診の費用に対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
もちろんこれは知ってるぞ!
我が家も2回お世話になった!
経験者は知ってそうだね!
《 解 答 》
うん、答えは『 ○ 』です!
安心して赤ちゃんを出産できるよう、母子健康手帳の交付を受けた人が、病院などにかかったときの医療費の一部を助成する制度がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q8) 赤ちゃんが産まれた①
《 問 題 》
続いて、赤ちゃんを出産した時の費用に対する補助制度も存在する。
「○」それとも「×」?
これももちろん知ってるぞ!
やはり2回お世話になった!
我が家もです!!
《 解 答 》
そう、答えは『 ○ 』です!
妊娠4カ月以上で出産した場合、子ども1人につき『出産育児一時金』として42万円が支給される制度ですぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q9) 赤ちゃんが産まれた②
《 問 題 》
最近では、Q8の『出産育児一時金』以外にも、出産に対する補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
ん?これは知らないぞ!
俺も知らないなぁ…
聞いたことないもんね!
《 解 答 》
実は、答えは『 ○ 』です!
東京都が先進的に始めた事業で、実施している自治体はまだ少ないですが、コロナ禍で大変な思いをして出産した家庭に、応援金や育児用品・子育て支援サービス等を提供してくれる場合がありますぞ!
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q10) 赤ちゃんが産まれた③
想 定されるケース
ある日、赤ちゃんのお尻から香ばしい匂いを感じとったあなたは、慣れた手つきでオムツを交換をしていました。
次々に減るオムツを眺めながら、「今日は10回くらいオムツを交換したな…」と、妊娠・出産以外でも、子育てにはお金が掛かるなと実感しています。
《 問 題 》
子育ての必需品であるオムツやチャイルドシートの購入に対する補助制度も存在する。
「○」それとも「×」?
これも聞いたことないね!
さすがにないっしょ!!
あれば有難いけどね!!
《 解 答 》
実は、答えは『 ○ 』です!
自治体によるものの、乳児向けのオムツ購入費を助成する事業やチャイルドシートの購入の助成・貸出しを行っている市区町村も存在しますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q11) パパも育休を活用したい①
想 定されるケース
ある日、赤ちゃんが産まれた喜びの余韻に浸っていたあなたは、妻が出産までの長い道のりで疲れ切っている姿を見て、「仕事をしばらく休業して、ママを休ませてあげたいな…」と思いました。
とは言え、今から育児休業の取得を計画的に進めるのはなかなか難しそうです。
《 問 題 》
これまで、パパには『産休』の制度がありませんでしたが、最近は、パパが休みを取りやすい『パパの産休』と言われる制度が存在する。
「○」それとも「×」?
ん?パパの産休?
知らないから×にしとくぜ!
使えなかったけど知ってるよ
《 解 答 》
はい、答えは『 ○ 』です!
これは『出生児育児休業』という2022年10月に始まった新しい制度で、パパが子どもの出生から8週間までの間に、合計4週間の育休を2回まで分割して取得できる、『男性版産休』・『パパの産休』と言わていますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q12) パパも育休を活用したい②
想 定されるケース
赤ちゃんが誕生し数ヶ月が経過したある日、あなたは、昼夜を問わず毎日続く子育てにヘトヘトな妻を見て、「ママに任せっ放しでなく、パパももっと子育てに参加しないと…」と強く思いました。
ママの職場復帰も考え、夫婦でしっかり支え合える計画が必要そうです。
《 問 題 》
『育休』はこれまで縛りが多く、子育ての負担がママに偏りがちでしたが、最近、制度が改正されて、柔軟に取得し易くなった。
「○」それとも「×」?
確かに使いづらかったよね。
ちょっとハードルが高いしね
『○』なら俺も使おうかな?
《 解 答 》
ズバリ、答えは『 ○ 』です!
2022年10月に制度が改正されて、パパもママも子が1歳になるまでの育児休業を分割して2回取得可能など、前より申請し易くなりましたぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
引越し・住まい
Q13) 引越しを検討している
想 定されるケース
子どもの成長が楽しくて仕方がないと感じていたある日、あなたは、妻から「家族で引越しよう」と提案されました。
子育て環境やママの職場復帰を考えれば、引越しにはメリットがあるものの、費用が掛かるし、重い腰が上がりません。
《 問 題 》
自己都合(家族の都合)での引越しに対しても使える、補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
俺は使ってないから『×」で
我が家も使ってないのだー!
引越し…何かありそうだね?
《 解 答 》
はい、答えは『 ○ 』です!
最近は子育て世帯が優遇され、Q6で紹介した結婚の支援制度や「子育て世帯の住替えを支援する助成制度」が利用できる場合がありますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q14) 自宅のリフォーム・新築
想 定されるケース
ある日、家中を走り回る子供を見守っていたあなたは、妻から「家をリフォームしつつ、浴室乾燥機が欲しい」「それか新築を買って」と打診されました。
子育て、ましてや共働きでは、洗濯物を干す時間がなく、雨だと室内干しで洗濯物が乾かず、確かに家事が大変です。
《 問 題 》
住宅のリフォームや、新築・中古物件などの取得(購入)に対しても、補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
我が家は何か利用したぞ!
住宅業者が勧めてくれるよ!
高額になることが多いしね!
《 解 答 》
そう、答えは『 ○ 』です!
新築・中古住宅の取得時やリフォームで、要件を満たすと補助金をもらえる制度はいくつかあり、エコ関連のリフォームと併せれば浴室乾燥機やビルトイン食器洗い機なども補助の対象になりますぞ。
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
Q15) 自宅を緑化しオシャレにする
想 定されるケース
ある日、ビールを片手に自宅のベランダで黄昏(たそが)れていたあなたは、妻から「家に植物を置いて、より居心地が良い空間にしたい」と提案されました。
見渡してみると確かに、庭やベランダに植物があれば、オシャレ&涼しげで一石二鳥な気がしてきます。
《 問 題 》
さて、最後の質問じゃぞ。
この様に、植物などで自宅を緑化したい場合にも使える補助制度が存在する。
「○」それとも「×」?
ないでしょ〜
あったら我が家も検討したい
全部『○』なんでしょ(笑)
《 解 答 》
そう、答えは『 ○ 』です!
近年は地球温暖化やヒートアイランド現象が問題視されており、環境問題に貢献する「建築物の壁や屋上への緑化活動」として補助金・助成金がもらえる場合がありますぞ!
\\ もう少し詳しく知りたい方 //
終わりに
ということで、この記事では『役所や職場が教えてくれない補助金・助成金のお話』として、15個の制度をご紹介しました。
いかがでしたか?
知っていた制度もあれば、知らなかった制度もいくつかあったのではないでしょうか?
この記事が、子育て中のパパさん・ママさんのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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