子育てをしていると、ちらほら『知育』と言う言葉を耳にしますよね。
子育て中のパパさん・ママさんなら、「知育でしょ?もちろん知っているよ!」と言う人も多いのでしょうが、何を隠そう我々3人のパパ達は「知ってる風を装っていたけど、実はよくわかっていない…」と言う知ったか状態でした。
お金持ちがやるものと思ってた…
子どものため、概要やポイントを知っておきたいのだ!
子育ては日々勉強!意識的にアップデートしないとね!
と言うことで、今回の記事では、我々の様なごく普通のパパさんでも『知育の基礎知識』を抑えられるように、なるべく分かり易い言葉で、その概要を解説していきたいと思います。
『知育』の概要を知ると、オモチャ選びの考え方も変わってきますぞ!
『知育』って大切なの?
そもそも知育とは
『知育』とは、知識を豊かにし、知能を高めるための子供の教育のことです。
子どもたちの可能性を広げるために役に立つ『幼児教育』の1つで、思考力・考察力・情報処理能力・判断力・行動力などを身に付け、伸ばすことで、子どもの能力・実現する力などが育つとされています。
現代・未来の社会で必要な力だね!
0〜6歳頃の知育の重要性
昨今では脳の成長などに関する多くの研究結果があり、学者・先生・評論家・研究機関などが、それぞれの立場で様々な意見・情報を発信しています。
そしてその多くは、以下の様に衝撃的な内容となっています。
育児の影響・子どもの脳の発達
「0~3歳の育児のあり方が、その人の性格・知能・運動能力に決定的な影響を与える」
「0〜6歳の間が、一生の中で脳が大きく成長し柔軟性が高い時期である」
「脳科学の発達により、子どもの脳は3歳までに70〜80%、6歳までに90%、12歳までに100%完成することがわかっている」
え?本当に??
3歳・6歳なんて、あっという間に過ぎちゃうのだ…
実際に日本でも、平成21年(2009年)に文部科学省の幼児教育課が「幼児教育の無償化の論点」と言う論文を発表していて、そこでは”幼児教育の重要性”・”諸外国との比較”・”幼児教室への投資による教育的な効果”が切々と記載されています。
その結果、2019年10月〜「幼児教育・保育の無償化」が始まったのじゃ。
それだけ知育(幼児教育)が重要ってことだね!!
意識したい5つのポイント
「0〜6歳頃の知育(幼児教育)が大切!」と言うことがわかったところで、次は、『知育』を実践するうえで意識したいポイントを簡単に解説します。
いわゆる”心構え”ってやつだね!
子育て世代のパパさん・ママさんなどが、特に意識したいポイントは5つです。
\\ 5つのポイント //
- 五感を刺激する体験をさせる!
- 子どもの興味を大切にする!
- 子どもを理解し尊重する!
- 寛大に見守りたくさんの声を掛ける!
- 誰かと比較する発言をしない!
それでは、1つ1つ簡単に解説していきます。
①五感を刺激する体験をさせる!
『知育』は、五感(視覚・触覚・嗅覚・味覚・聴覚)を刺激する遊びや体験をすると、子どもの成長が促され易いとされています。
五感を同時に刺激しないとダメ??
そんなことないですぞ!
普段の遊びや生活の中で、1つ1つ刺激を与えてあげるのじゃ!
積み木やパズル・ブロックなどを使ったオモチャ遊び・絵本の読み聞かせなどはもちろん、普段の生活の中でも、遊びや体験を通して、子どもの五感を刺激することが出来ます。
水や食べ物・草木・お花・動物や生き物などを見て、手で触れ、匂いを嗅ぎ、音を聞くなどすることで、バランスよく五感を刺激することが大切です!
《一言アドバイス》
子どもの五感をバランス良く刺激してあげましょう!
②子どもの興味を大切にする!
子どもは自分が興味のあるものにこそ集中力を発揮するので、まずは子どもの興味を大切にしてあげることに重きを置きましょう。
確かに、興味がないと見向きもしないのだ。
親が大人の考え・理屈でモノゴトを押し付けても、子どもはあまり興味を持てません。
子どもが「面白い!」「楽しい!」と感じていることに、自分から「やってみたい!」とチャレンジ出来る雰囲気・環境を作ってあげることが、子育て世代のパパさん・ママさんには大切です!
そうすることで、親の対応もし易くなりますぞ!
《一言アドバイス》
子どもの興味を大切にしましょう!
③子どもを理解し尊重する!
子どもの興味と共に、子どもの考え・やり方を理解し、尊重してあげることも重要です。
子どもがオモチャで遊んでいる時などに、「失敗しそう!」「やり方が間違ってる!」と感じると、ついつい親が口や手を出してしまいがちです。
まさに俺がそうだなぁ…
(だって泣くからさぁ)
確かに、大人(親)が答えを知っていることは多いですが、ここで最も大切なことは、「自分で考えて挑戦すること」「失敗しても試行錯誤を繰り返すこと」「失敗から学んで成功(正解)を目指すこと」です。
自分で興味を持ってチャレンジしたり、失敗しても挑戦を繰り返すことが、行動力や思考力・考察力を育むことに繋がるので、パパさんやママさんは子どもをしっかり理解・尊重してあげることが大切です!
失敗は成功のもと!
失敗も含めての挑戦ですぞ!
《一言アドバイス》
子どもを理解・尊重してあげましょう!
④寛大に見守りたくさん声を掛ける!
子どもを寛大な心で見守り、しっかりと声掛けをしてあげることも大切です。
子どもは失敗した時・上手く出来なかった時に、怒ったり泣いたりして、興味を失ったり投げ出したりすることがよくあります。
子どもなりに悔しいんだろうね!
(キィ〜ッ!ってなるよ…)
そのため大人は、子どもの言動や状況をよく観察し、「今の○○だったからあとちょっとだね!」「もう一度やったら出来るかなぁ!」など、更なる挑戦を促せる様な言葉掛けや雰囲気作りをしてあげると良いでしょう!
また同様に、成功した・上手くいった時には、「よく出来たねぇ!」「凄いねぇ!もう一回やって見せて!」など、しっかりと子どもを褒めてあげることも大切です!
しっかり見聞きして、適切な言葉を掛けてあげるのじゃ!
《一言アドバイス》
子どもを寛大な心で見守り、声を掛けてあげましょう!
⑤誰かと比較する発言をしない!
子どもを誰か別の人(友達や兄弟など)と比較する様な発言は出来るだけしない様に心掛けましょう!
「○○ちゃんは出来てるよ」とか言っちゃってるな…
子どもの発達や興味には個人差があるので、親が焦ることは禁物ですぞ!
誰かと比較して子どもにプレッシャーを掛けてしまうことで、親が子どもの興味・挑戦する意欲を削ぎ取ってしまっては元もこもありませんよね。
確かに、子育中には必ずと言って良いほど、「あれ?ウチの子だけ出来ないの?」「他の子は出来るのに何でだろう…?」と不安に思いがちです。
それは決して悪いことではなく、ごく当然のことです。
ウチもどれだけ悩んでるか…
それでも、子どもはだんだんと成長していきます!
発達や興味などに個人差はあるので、物事の出来る・出来ない、早い・遅い、得意・苦手などには必ず違いが出てきますが、親は出来るだけ焦らずじっくりと、子どもの状況をしっかり受け入れて、上手な声掛けをするなどして、子どもが興味を持つ・挑戦を繰り返す様な環境を作り続けてあげると良いでしょう!
どうしても心配な時は、一人で抱え込まずに専門家などに相談すると良いですぞ!
《一言アドバイス》
誰かと比較する発言をしない様にしましょう!
代表的な5つの知育方法
『知育』は、幼稚園や保育園などに任せるだけではなく、それぞれのご家庭でも取り入れたいですよね。
園のことは全て把握出来ないし、家でも色々やってあげたいな。
入園前でも出来ることはあるかな?
ご家庭でも出来る知育の方法・手段を簡単に解説していきます。
子育て世代のパパさん・ママさんにご検討いただきたい、代表的な『知育』の方法は以下の5つです。
\\ 5つの知育方法 //
- 知育玩具を使う!
- 知育教材を使う!
- 知育アプリを使う!
- 知育教室に通う!
- 日常生活で出来る知育!
子どもの興味や性格に合った方法・ご家庭に適した方法を取り入れると続け易いですぞ!
①知育玩具を使う!
『知育玩具(オモチャ)』は、子どもが興味を持ち易く、ご家庭でも取り入れ易い知育方法の1つです。
知育玩具には、以下の様なモノがあります。
- パズル
- 積み木
- ブロック
- 音の出る楽器や本
- ごっこ遊びが出来るモノなど
最近は思考力・表現力を育てる目的のオモチャがたくさんあるよね!
木製・布製など、口に入れても安全な素材で作られたモノも増えています。
子どもが好きなオモチャなので、楽しく遊びながら、無意識のうちに『知育』に取り組んでくれますし、パパさんやママさんにとっても普段の生活の中で取り入れ易い方法です!
②知育教材を使う!
『知育教材』は、絵本やドリルなどの教材を使って、論理的な思考力や生活に必要な知識を身に付けることが出来る知育方法の1つです。
知育教材には、以下の様なモノがあります。
- 子どもの思考力を刺激するもの
- 想像力を刺激するもの
- 表現力を刺激するものなど
知育教材は、子どもが自ら進んで取り組めるような楽しい(面白い)工夫が盛り込まれているモノや、昔から売られているロングセラー商品など、様々なラインナップがあります。
興味や性格・目的に応じて教材を選べるね!
お値段もあまり高くないから、気軽に取り組み易いのが良いね。
しかし一方で、その選択肢の豊富さから、子どもに合いそうな教材をなかなか見つけられず、「うーん…どれが良いかなぁ?」と悩んでしまうことも多いです。
悩んで後回しにしちゃうんだよな…
知育教材は、それぞれ目的や特徴を理解すると良いですぞ!
探すことに苦労もあるでしょうが、色々な教材を調べて比較検討したり、子どもが興味を持って楽しんで取り組めるモノを選んであげると良いですね!
③知育アプリを使う!
『知育アプリ』も知育方法の1つで、スマホやタブレットなどで簡単に利用が出来るので、最近は使っている人が増えています。
スマホやタブレットがあれば、場所を選ばずに外出先でも手軽に利用出来ますし、カワイイ映像や音声で子どもが興味を持ち易いです。
うちの子どももスマホが好きなのだ!
ついつい動画ばかり見せてしまう人は『知育アプリ』を取り入れても良いかも!
また、『知育アプリ』は記録機能が付いているモノも多く、子どもの学習や成長の記録を残せる点も魅力です。
ただし、長時間の利用などには視力の低下など健康上のリスクが発生する恐れがあるので注意が必要ですぞ!!
大人もスマホなどの画面を見続けると良くないから、子供は尚更だよね!
子どもも親も、スマホ等の使用時間はもちろん、画面の大きさ・位置・明るさ、お部屋などの明るさ等に気を配って、適切な利用を心掛けることが大切です!
④知育教室に通う!
ご家庭以外でも専門的・本格的な知育を受けさせたいと思うパパさんやママさんは、『知育』に力を入れている『知育教室(幼児教室)』などを利用するのも1つの方法です。
知育教室(幼児教室)では、それぞれの教育方針に従い、子どもの年齢や知育の目的に応じたコース・プログラムに分かれていることが多いので、ご自宅などよりも充実した環境で、知育の専門家による指導・アドバイスなどを受けられる点が魅力的です。
子育てのプロから適切な知育を受けられるのは良いね!
「毎日の子育てに疲れた…」「家の中だけでは限界がある…」と言う人にも良さそう!
ただし、一般的に他の方法よりコストが掛かります。
また、通わせられる場所にあるかどうかはもちろん、教育方針や指導方法などは各教室によって異なるため、子どもに合いそうな教室か見極める必要もあるので、地域などによってはなかなか難しい場合もあります。
まずは地域の情報収集から始めると良いのじゃ!
幸運にも、通える範囲に気になる知育教室が見つかった場合は、資料をもらって事前に調べたり、見学や体験レッスンに行って実際に先生などとお話をしてみると、より安心して入会することが出来て良いですね!
⑤日常生活で出来る知育!
日常生活の中でも、様々な『知育』を取り入れることが出来ます。
日常生活で出来る知育は、以下の様なモノがあります。
\\ 日常生活で出来る知育 //
知育の内容 | 日常生活で取り組めること |
言葉 | 読み聞かせ・動物の鳴き真似・しりとり など |
指先 | 一人食べ・泥遊び・折り紙・粘土・工作 など |
運動 | 手押し車・お散歩・公園遊び・三輪車 など |
食べる(食育) | 買い物ごっこ・おままごと・家庭菜園 など |
社会性 | 近所の人に挨拶・動物に触れる・同年代の子に会う など |
お子様の年齢・成長具体により出来るタイミングは異なりますが、しりとり・折り紙・買い物・家庭菜園など普段の生活や遊びを通して、様々な気付きや体験の機会を与えてあげることが出来ます。
何気ない生活の中に、知育・学びのヒントがたくさんあるんだね!
お金や準備を気にせず、遊びやコミュニケーションの一環で出来ますね!
子育て中のパパさん・ママさんはいつでも大変ですが、時には我が子の『知育』を意識しながら、日常にある生活や遊びの中に”ちょこっと工夫”を加えてあげると、子どもに様々な体験をさせてあげられることでしょう!
年齢を目安とした知育内容
ここまで、知育の『意識したいポイント・方法』をご紹介しましたが、知育をする場合、「子どもの年齢や発達・発育に応じた内容であること」も大切です。
難しすぎる・簡単すぎるでは、知育に繋がり難いです!
そのため最後に、『年齢を目安とした知育内容』を簡単にご紹介します。
\\ 年齢を1つの目安にする //
年齢の目安 | 知育内容(ポイント・参考例) |
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0〜1歳頃 | 「視覚(見る)」「聴覚(聞く)」「触覚(触る)」を刺激する! (例)絵本の読み聞かせ・童謡を歌う・音が出る玩具 など |
2〜3歳頃 | 指先を動かし脳を刺激したり、立体・図の理解を深める! (例)積み木・パズル・シール遊び・ビーズ遊び など |
4〜6歳頃 | 自分の頭で考える遊びや、言葉・文字・数字を取り入れる! (例)しりとり・積み木・パズル・カードゲーム・ごっこ遊び など |
発達・発育には個人差があるので、年齢はあくまで目安(参考)ですぞ!
終わりに
この記事では、子育ての基礎知識として、『パパもママも知っておきたい!0〜6歳の『知育』の大切さ!』というテーマで、知育についてご紹介しました。
『知育』は子どもの知能や生きる力を育てるために、親がしてあげられることが意外と多い、大切なものです。
それぞれのご家庭で、取り組み易い方法で、子どもに様々な遊びや体験をさせてあげましょう!
コストが気になる人は、知育玩具のサブスク(レンタルサービス)なども検討すると良いですよ!
この記事が、子育て中のパパさん・ママさんのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。