突然ですが、皆さんは『税金のこと』を難しいと思ってスルーしていませんか?
この記事では、『今さら聞けない…パパが知っておきたい税金(節税)のお話<Part1>』と題して、サラリーマンのパパなどが知っておきたい税金に関する内容を集め、クイズ形式でご紹介していきます。
今回はワシが質問者になって、子育て中のパパ達3人が答える形で進めていきます!
ぜひ皆さんも一緒に、ヤシの木おじさんの10個のお題に、「○(マル)」「×(バツ)」と頭で回答しながら、読み進めてください。
この記事を読み終わった頃に、「もっと税金の仕組みを知り、今後に活かしたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。
税金の種類はどのくらい?
問 題
税金には消費税など色々ありますが、その種類は全部で50種類ほど存在する。
「○」それとも「×」?
そんなにないのだ!!
10種類くらいじゃない?
実は結構多いんだよね!
《 解 答 》
答えは『 ○ 』です!
所得税・相続税・消費税・酒税・たばこ税・住民税・自動車税など、約50種類の税金が存在しますぞ!
所得税・住民税の税率は?
問 題
個人の収入にかかる税金といえば所得税と住民税が一般的ですが、それぞれの税率は同じである。
「○」それとも「×」?
同じでしょ!!
給与明細の税額が違った!
税率はそれぞれ違うよ!
《 解 答 》
答えは『 × 』です!
住民税はほぼ一律10%で、所得税は個人の所得に応じて5〜45%の累進課税ですぞ!
住民税に地域差はない?
問 題
住民税は都道府県民税と市区町村民税の総称ですが、住んでる地域の違いで税額に差はない。
「○」それとも「×」?
そりゃないでしょ!
違ったら不公平感あるよ!
でも、違うんだよね…
《 解 答 》
実は、答えは『 × 』です!
住民税は、お住まいの地域(都道府県・市区町村)で税額が違う場合がありますぞ!
- 参考:住民税の地域差について
- 住民税の税額をざっくり説明すると、標準的には税率10%に5,000円を加算した額です。
しかしながら例外も存在し、神奈川県であれば、税率は+0.025%を上乗せ、水源環境保全税で+300円が追加され、税率10.025%+5,300円を加算した額となり、さらに神奈川県横浜市では、横浜みどり税で+900円が追加されるため、税率10.025%+6,200円を加算した額となります。
この自治体独自の増税を『超過課税』と言います。
所得税と住民税の納税タイミングは?
問 題
会社員など給与収入がある場合、所得税と住民税はどちらも、毎月の給与が発生したタイミングで先払いで納付する。
「○」それとも「×」?
どっちも先払いでしょ!
意識したことないけど…
住民税は後払いだね!
《 解 答 》
実は、答えは『 × 』です!
所得税は先払いで、住民税は後払い(収入を得た年の翌年に納付)していますぞ!
収入と所得の違いは?
問 題
収入と所得は、呼び方こそ違うものの、どちらも同じ内容である。
「○」それとも「×」?
これは知ってるぞ!
え、同じものでしょ!!
ここがポイントだね!
《 解 答 》
答えは『 × 』です!
収入は働いて得る給与・賞与の総支給額(個人事業主だと売上額)のことで、所得は収入から必要経費(給与所得控除額)を差し引いた金額のことを言いますぞ!
所得は何種類あるか?
問 題
所得には、給与所得や年金所得などいくつかの種類が存在しますが、その種類は全部で10種類である。
「○」それとも「×」?
これは当てずっぽで!
5種類くらいかな??
全部で10種類だね!
《 解 答 》
答えは『 ○ 』です!
税法上、所得は10種類(給与・事業・利子・配当・譲渡・不動産・一時・退職・山林・雑)に分類されますぞ!
所得税・住民税はいくらから課税される?
問 題
給与収入のみの場合、所得税と住民税は、103万円以下なら課税されない(税金が掛からない)。
「○」それとも「×」?
確かそうだったはず!
103万円ってよく聞くね!
これは勘違いされがちだね!
《 解 答 》
はい、答えは『 × 』です!
給与収入のみの場合、所得税は103万円以下なら課税されませんが、住民税は100万円を超えると課税対象(※)になりますぞ!
※扶養控除の有無などにより課税されない場合もあります
税金を減らす要素とは?
問 題
所得税・住民税はどちらも、個人の『所得(収入)』のみで税額が計算される。
「○」それとも「×」?
年末調整してるから知ってる
確定申告してるから知ってる
『控除』がポイントだよね!
《 解 答 》
そう、答えは『 × 』です!
所得税・住民税は、プラスの要素である『所得』から、マイナスの要素である『控除』を差し引き、その差額に税率を掛けて算出しますぞ!
※税額=(所得ー控除)×税率
- 控除(コウジョ)の意味は?
- 控除とは、「一定の金額を差し引く」という意味で、所得税・住民税を減らすうえで最も重要な要素です。
控除を申請する方法は?
問 題
税金を減らすのに最も重要な『控除』を申請する方法は、確定申告のみである。
「○」それとも「×」?
会社の年末調整もあるでしょ
年末調整か確定申告だよね!
3人の答えが一致したね!
《 解 答 》
そう、答えは『 × 』です!
控除は、会社の年末調整や確定申告で申請出来ますぞ!
なお、一部の控除は確定申告でしか申請出来ません。
扶養の壁・収入の壁とは?
問 題
子育てが少し落ち着いたママさん(扶養される人)がアルバイトやパートを始めると、『扶養の壁』『収入の壁』と言うワードがよく飛び交います。
この壁とは、税金や社会保険料に影響する年収のラインですが、それはズバリ103万円の1つである。
「○」それとも「×」?
有吉の壁じゃなくてw?
103万円て聞いてるよ!
実は、色々あるんだよね…
《 解 答 》
実は、答えは『 × 』です!
103万円以外にもいくつかの壁が存在しますぞ!
- 扶養の壁・収入の壁のまとめ
- 扶養される側の年収により、以下の様に、いくつかの壁が存在します。
※ここでは、パパが扶養する側・ママが扶養される側の場合を例にします
①100万円=住民税の壁
ママの年収が100万円を超えると、ママは住民税の課税対象となります。
②103万円=所得税の壁
ママの年収が103万円を超えると、ママは所得税の課税対象となります。
③103万円=配偶者控除の壁
ママの年収が103万円を超えると、パパは配偶者控除を適用出来ません。
※ただし、配偶者特別控除は可能性あり
④106万円・130万円=社会保険料の壁
ママの年収が106万円または130万円を超えると、パパの社会保険料(健康保険や年金など)の扶養を適用出来ず、ママは新たなに社会保険に加入することになり、その支払いが発生します。
※106万円と130万円は、ママのお勤め先の従業員規模などで変わります
⑤150万円=配偶者特別控除の壁
ママの年収が150万円を超えると、パパの配偶者特別控除が減額していきます。
※201万円まで段階的に減額されます
終わりに
今回は『今さら聞けない…パパが知っておきたい税金(節税)のお話<Part1>』と題して、クイズ形式により、10個の税金の基礎知識をご紹介しました。
いかがでしたか?
初耳の情報もありましたか?
良かったら、以下2つの記事もご覧くださいね。
\\ Part 2 はコチラから //
\\ 所得税・住民税の基礎知識 //
この記事が、子育て中のパパさん・ママさんのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。