皆さんは「手続きしないともらえない補助金・助成金・給付金がある」って知ってますか?
この記事でご紹介する、『知らないと損!?健康(ケガ・病気)に関してもらえるお金5選』を読むと、今までに損してたかもしれないお金・今後もらえるかもしれないお金について、知ることが出来ます。
世の中、知らないと損することが多いですからね…
皆さんが全て、これらの補助金等の受給該当者かはわかりませんが、この記事をきっかけに、「こんな補助金・助成金・給付金などの制度があるんだ…」と知ってもらえれば幸いです。
第1弾の今回は、健康(ケガ・病気)に関する制度についてご紹介しますぞ。
補助金・助成金・給付金
補助金・助成金・給付金は、「国・地方公共団体・民間団体など」から支出されますが、それぞれの自治体・機関により、用意されているメニューの名称・内容が異なります。
補助金・助成金・給付金の違いは?
この3つは、以下の様に少し違いがあります。
- 補助金
明確な目的のために予算が決まっていて、支給には所得要件などの様々な審査や、予算額に達するまでの先着順などの制限があります - 助成金
一定の要件を満たしている人(家族)が申請すれば、基本的に支給されます - 給付金
病気や被災時など、国や自治体で定められた状態にあれば支給されます
要件や審査の有無などに違いがありますが、基本的に返済不要のお金で、いずれも受給には申請が必要です!
お住まいの市区町村等で確認を!
この記事では、子育て世代が利用出来そうな補助金などを中心に、2022年10月時点の情報でご紹介しています。
皆さんがお住まいの市区町村では用意していないメニューや、募集期間・先着順などにより「時、既に遅し…」という場合もあるので、予めご承知おきください。
お住まいの市区町村の公式サイトやGoogle等の検索サイトで「人間ドック助成金 ○○市」と入力するなどしてご確認ください。
高額療養費制度
まずは、高額医療費制度をご紹介します。
長期入院や、病気・ケガの治療が長引くと、医療費が高額になり心配ですよね。
高額療養費制度では、ひと月の医療費負担(医療機関や薬局で支払う医療費)が限度額を超えた場合に、その超えた額が支給されます。
この限度額については、年齢や所得に応じて定められています。
\\ 自己負担限度額 //
(70歳未満・1ヶ月)
適用区分 (目安年収※1) | 限度額 通常 (自己負担額の目安※2) | 限度額 多数該当 (3ヶ月以上の支給がある) |
約1160万円~ | 252,600円 | 140,100円 |
約770~1160万円 | 167,400円 | 93,000円 |
約370~770万円 | 80,100円 | 44,400円 |
~約370万円 | 57,600円 | 44,400円 |
住民税の非課税者等 | 35,400円 | 24,600円 |
※2 医療費の総額により異なる場合があります
なお、自己負担額には1つ注意点があります。
- 注意:月を跨いだ場合の医療費
- 注意したい点は、”ひと月”は、同じ月の1日~末日を意味することです。
3月であれば、3月1日〜31日の”ひと月”の医療費の総支払額です。
例えば3月25日〜4月7日の様に月を跨いで入院した場合、3月分(3月25日〜3月31日)と4月分(4月1日〜4月7日)に分けられ、支給(払い戻し)金額が減少しますぞ…
《計算例》
年収350万円の方(限度額は57,600円)が14日入院し、1日あたり1万円の総額140,000円の医療費を支払った場合
①3月18日〜3月31日の14日間入院
140,000円−57,600円=82,400円
82,400円が支給(払い戻し)される
②3月25日〜4月7日の月を跨いで14日間入院
3月:70,000円−57,600円=12,400円
4月:70,000円−57,600円=12,400円
24,800円が支給(払い戻し)される
★②は①と比べて57,600円少ない…
支払った医療費は同じなのに、月を跨いだだけで損した感じなのだ…
ちなみに、複数の病院で掛かった医療費、家族(同じ健保の人)の医療費も合算出来ます。
申請先
職場や健康保険証に記載されている保険者(協会けんぽ・保険組合)、国民健康保険の場合はお住まいの市区町村
人間ドック助成金
次は、人間ドックの助成制度をご紹介します。
人間ドックの費用相場は基本コースで3〜5万円で、病院の規模や地域・受診するコースによって差があります。
また、健康保険の対象外のため、費用は全額自己負担となります。
しかし、お住まいの市区町村、ご所属の健康保険協会または健康保険組合、契約している保険会社によっては補助金もしくは助成金が受けられる場合があります。
助成金額は、1万円や2万円という場合や、検査料の60%を補助してくれるという場合もあります!
対象年齢や各種条件・補助金額については、各市町村・ご所属の健康保険協会または健康保険組合によって異なりますので、一度確認されると良いかも知れませんね。
本人(被保険者)だけでなく、扶養家族(配偶者、被扶養者)にも使える場合があるため、家族も受診を検討してみると良いですぞ!
申請先
職場や健康保険証に記載されている保険者(協会けんぽ・保険組合)、国民健康保険の場合はお住まいの市区町村
参考:e人間ドック「補助金・助成制度」
参考:人間ドックのミカタ「人間ドックの平均費用は3~5万円 – 費用補助など安く受ける方法を紹介」
禁煙助成制度
次は、禁煙をサポートしてくれる禁煙助成制度をご紹介します。
最近、企業や健康保険組合・自治体などが禁煙サポートをしてくれるケースが増えています。
禁煙外来治療の自己負担金額への補助金として、上限5000円・上限2万円などの補助をしてくれる組合もあれば、神奈川県横浜市職員共済組合では健保適用の禁煙外来治療の自己負担分を全額助成してくれるのだとか…。
まさか、禁煙にも使える助成金があるなんて…
喫煙者のパパさん・ママさんの場合は、「健康に悪いし、家族のためにやめなきゃ…」と思ってはいても、子育てや仕事のイライラ・大変さから少しでも解放されたくて、ついついタバコに火を点けてしまいますよね。
なんか罪悪感があるのよね…
この禁煙・卒煙が出来ない原因は、意思が弱いからではなく、ニコチン依存症にかかっているからだそうです。
もし、禁煙・卒煙が難しい場合には、必要以上に自分を責めたり、一人で悩んだりせずに、医療機関への禁煙外来・禁煙助成制度の活用をご検討されると良いでしょう!!
申請先
職場や健康保険証に記載されている保険者(協会けんぽ・保険組合)、国民健康保険の場合はお住まいの市区町村
参考:子どもに無煙環境を推進協議会、日本禁煙学会
参考:「禁煙サポート」の新しい形とは(Yahoo!ニュース)
傷病手当金
次は、傷病手当金をご紹介します。
傷病手当金は、ケガや病気で会社を休業し、事業主から十分な報酬が受けられない場合に、健康保険から手当金が支給される、休業中の被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度です。
傷病手当金は、業務以外で生じたケガや病気で働けなくなった場合に使えます。
仕事中や通勤途中でのケガや病気は、労働災害保険の給付対象なので、この場合は労働基準監督署で手続きを行う必要があります。
ケガや病気で、3日以上連続して仕事を休んだ場合、4日目から傷病手当金が支給されます。
給付額は、傷病手当金=標準報酬月額÷30日×(2/3)で、期間は最長1年6ヶ月です。
申請先
職場や健康保険証に記載されている保険者(協会けんぽ・保険組合)
新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
最後に、コロナ禍での休業支援金・給付金をご紹介します。
”新型コロナウイルス感染症及びそのまん延防止の措置”の影響により休業させられた労働者のうち、その間に賃金(手当て)が受け取れなかった場合に支給される制度があります。
コロナ感染したことによる休み、疾病・育児・介護など労働者本人の事情による休みは対象外です!
支給額は、休業前の1日当たり平均賃金×80%×(月の休業期間の日数 − 就労したor労働者の事情で休んだ日数)で、1日あたりの支給額は8,355円が上限です。
時短営業などで勤務時間が減った人、シフトの日数が減少した人も申請できますぞ。
申請先
厚生労働省 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金担当
参考:厚生労働省「新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金」
終わりに
この記事では『知らないと損!?健康(ケガ・病気)に関してもらえるお金5選』をご紹介しました。
まとめ
ご紹介した題材を、最後にもう一度確認しておきましょう!
- 高額療養費制度
- 人間ドック助成金
- 禁煙助成制度
- 傷病手当金
- 新型コロナウイルス感染症対応休業支援金・給付金
これまで使う機会がなかった人も、ご自身やご家族のために、頭の片隅に入れておきたいですね!
この記事が、子育て中のパパさん・ママさんのお役に立てれば幸いです!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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